本日、親英体道 本部道場において以下の稽古をしました。
「一の流れ 居取 打手 三本」
なぜ打手が一番基本なのかというと、一番要素が詰まっておりながらも、応用もでき、親英体道の考え方の根本を見事に表していると言えるからです。
今日はその際の面を打つ方をお話しします。
打手は、打つ方も真剣勝負の在り方を勉強します。
面打ちは、正面から堂々と、正々堂々と命懸けで打たなければなりません。
合わせた掌から陰陽がわかれ、陰の剣をお腹に据えたまま、陽の剣を天元にあげつつ、切先三寸に気を込めて、そして相手の脳天を直刀で切るように正面から流れるように打ちながら切り付けます。
相手の額にただ当てる、フリをするでは、お稽古にならずそもそも流れが成立しません。
もしもそういう面の打ち方をされると、自ずから違った動きにせざるを得ません。
真剣に、相手をその一度の面で倒し得るような面を打つことで初めて、そこに気が乗り、実際の効力をもった面を打てるのです。
またそうした気がのった剣だからこそ、相手もそれを察知するお稽古をすることができます。
しっかりと胆力に裏打ちされた面をするようにお稽古してください。